*

間もなくで東日本大震災から丸五年。震災を機に誕生した内職支援プロジェクト『SHIZU革』も11月で五周年を迎えます。

編み手のお母さん方も5歳年を重ね、大半が60代半ば以上となりました。震災で休職を余儀なくされたことによりSHIZU革に参加されていた方々も徐々に復職し、多い時で12名だった編み手も現在では5名となりました。

このような現状もふまえ、2016年をSHIZU革プロジェクト最終年「FINAL YEAR」とさせていただきます。SHIZU革五周年を区切りと捉え、11月までは製作・販売を継続する予定ですので引き続きご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

当初から、SHIZU革はその全品が革紐を手編みして作るシンプルな革製品でした。革細工未経験のお母さん方でもできる手軽さゆえです。丸五年。日々コツコツと編み続けることで、お母さん方にはこだわりが芽生えました。革を編むことが日常となり喜びともなりました。シンプルな作りに変わりはないものの、作る自覚は変わりました。誰にでもできる革細工から、志津川のお母さん方にしかできないSHIZU革へ。

ここに至るまで、個人はもとより著名人や企業からの多大なご協力をいただきました。わざわざ志津川を訪れ、作業を手伝ったり、お茶を飲みながら共に語り合ったりするボランティアも多数いらっしゃいました。各種メディアでもとりあげられ、海外からの関心も寄せられました。

プロジェクトの目的は「風化防止のきっかけ」「現金収入」「語り合いの場」「生きがい」を創出すること。それぞれについて余りある成果を見ることができたと考えております。ひとえに皆さまからの「ご志援」のおかげです。心より感謝申し上げます。

編み手のお母さん方は、プロジェクトが終了したその先も、体力や視力の許す限り、個人の趣味として革細工を楽しみたいと願っております。そして何よりも、編み手・スタッフにとっては、皆さまへの感謝こそが風化させてはならないことの一つとなりました。編み手・スタッフがそれぞれのSHIZU革を手にする度に、まずは感謝を覚え続けたいと思います。

ありがとうございます。そして、これからも最後の最後までよろしくお願いいたします!

2016年2月9日
編み手・スタッフ一同